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学生の目を社会に開く ―大学によるエンゲージメントの新展開―(チャプター3)

講師:吉田 文(早稲田大学)/小川 幸司(長野県蘇南高等学校)/西村 幹子(国際基督教大学)
実施日:2022.11.21 全62分 視聴数:45回

講義の概要

大学が、多様な関係者に対してどのように双方向的に関わっていくのかを問う、ステークホルダー・エンゲージメントへの関心が高まってきています。
大学教育は誰のものか?何を目指せばよいのか?急速に変化しつつある高等学校での学び、社会と関わることで学ぶサービスラーニング、大卒キャリアの花形として注目を集めている起業の世界、それぞれの第一線を担う方々との対話の中で、学生の多様化の先にあるものを一緒に考えて参りましょう。

チャプター3:【講演1】高校生は、今、世界をどう学び、大学教育に、何を求めているのか?

チャプター3では、高校生の今の意識のあり方や高校教員からみた学びの問題を紹介し、大学には何が必要かを提言しています。
高校生から見た場合、高校での学びが深まっているわけではなく、大学に進学し専門の学問を深めようという意識も必ずしも高まってはいません。高校の歴史教育においては、世界史と日本史を統合した「歴史総合」という新たな科目も登場していますが、こうした「学びの改革」を実効性のあるものする上で重要なのが高大連携です。それは、大学の研究から「考え方」を学び、高校教育を再構築するということでもあります。大学においては、歴史学系研究者と教育学系研究者の協働による教育方法の検討、一般選抜の出題内容の再構築、高大連携による「学びの改革」研究を期待したいと思います。

カテゴリ: 学生支援力形成