Tohoku U. NFPは,東北大学 高度教養教育・学生支援機構が提供するジュニア・ファカルティ・プログラムのひとつです。Tohoku U. NFPでは,大学教育について様々な側面から実践的に学び,ふり返りや教育観の構築に取り組みます。
Tohoku U. NFPは,大学院生を対象とした「東北大学 大学教員準備プログラム(Tohoku U. PFFP)」と合同で実施します。
2017年度 Tohoku U. NFP
オリエンテーション
2017年7月8日(土)
10:00~17:30
東北大学 川内北キャンパス 教育・学生総合支援センター4階 大会議室
NFP へようこそ
“2017年度東北大学 新任教員プログラム(Tohoku U. NFP)の参加者の顔合わせです”
自己紹介,プログラムの説明,大学教員の仕事と専門性(講義),リフレクションについて(講義),比較の目を育てる(ワークショップ),事務手続き等を行います。参加者はこれらの活動を通じて,お互いのことを知り,これからの活動にむけての準備を始めます。
- NFP の目的に関する講義
- 大学教員の役割と大学教育に関するブレインストーミング
- 比較の視点を育てるワークショップ
- 課題とリフレクティブ・ジャーナルの説明
授業デザインとシラバス作成
2017年8月21日(月)
13:00~16:30
東北大学 川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟 6階 M601
実践力を磨く
“シラバス作成を通じて,15回の授業設計について実践的に学びます”
教育活動の基礎知識を得る(ワークショップ)では,大学の授業における目標,活動,評価や授業設計について,シラバス作成を通して考えます。参加者は事前にシラバスを作成し,提出します。
- 授業の全体を構想しシラバスに反映する
- 「ルーブリック」とは
学生理解と学生発達
2017年9月23日(土)
10:00~12:00
東北大学 川内北キャンパス 教育・学生総合支援センター4階 大会議室(予定)
基礎知識を得る
“学習者の発達について学び,授業づくりや学生指導に活かすことを考えます”
学生の発達がどのような側面から捉えられるのか,大学生活を通して学生がどのように発達するのかについて学びます。また,学生の発達を促すために重要な視点についても考えます。
- 発達を捉える視点
- 大学生活を通じた学生の発達
- 環境移行と発達支援
大学生のクリティカルシンキングの育成
2017年9月23日(土)
13:00~15:00
東北大学 川内北キャンパス 教育・学生総合支援センター4階 大会議室(予定)
基礎知識を得る
“大学生のクリティカルシンキングの育成について学びます”
クリティカルシンキングとは何かを学ぶとともに,学生にクリティカルシンキングを身につけさせるためにどのような工夫が必要なのかについて理解を深めます。
- クリティカルシンキングの重要性
- クリティカルシンキングのプロセス
- クリティカルシンキングを育むには
授業づくり:準備と運営
2017年9月26日(火)
13:00~15:00
東北大学 川内北キャンパス 教育・学生総合支援センター4階 大会議室
基礎知識を得る
“学習者の認知面・心理面から授業づくりについて学びます”
学習者が集中し,十分に理解できるような授業をつくるためには何に留意し,どのような準備をして,いかに授業を展開すると良いのでしょうか。一回の講義形式の授業を念頭において学びます。
- 理解の認知プロセス
- 知識の活性化
- メンタルモデルの構築
- 気持ちのコントロール
コーチング技能を活用した院生指導
2017年12月12日(火)
13:00~16:10
東北大学 川内北キャンパス 教育・学生総合支援センター4階 大会議室
実践力を磨く
“大学院生の研究指導に役立つコーチング技能を学びます”
コーチングとは,深い理解とスキルを⾝につける認知的徒弟制度において,教師がモデリングに続き,課題を実⾏している学⽣にヒントや挑戦を与えたり,動機づけ,励まし,対話を行う活動です。学⽣の意欲を⾼める研究指導に不可⽋なスキルを学びます。
- 講義
- ワークショップ
授業を見る聞く学ぶ:授業参観
2017年7月-2018年1月
先達から学ぶ
“教育経験の豊富な教員の授業を参観します”
教育経験の豊富な教員の授業を参観し,授業終了後に授業実践者と共にふり返りのディスカッションを行います。
- 授業参観(3回)
- ディスカッション
マイクロティーチング
2018年2月9日(金),2月15日(木)
13:00~18:00
東北大学 川内北キャンパス A304&305
実践力を磨く
“自分で設計した授業を実践し(マイクロティーチング),他の参加者からコメントをもらいます”
1回の授業を設計するために,まず,設計しようと考えている90分の授業のうち10分程度を設計・実践し(マイクロティーチング),他の参加者とともに,良かった点,工夫できる点などを検討します。また,授業の様子はビデオで撮影し,後日,自分の授業を見直す際に利用します。
- マイクロティーチングの実践
- 参加者同士のディスカッション
- セルフリフレクションの実践
リフレクティブ・ジャーナルの執筆
プログラム実施期間中随時
自己省察力を養う
“プログラム期間中を通して,リフレクティブ・ジャーナルの作成に取り組みます”
プログラムを通して,大学教員という仕事や大学教育に関する考え方がどのように発展していったのかをリフレクティブ・ジャーナルに記録し,自分なりの教育観を構築します。このリフレクティブ・ジャーナルを通して,自身が達成したこと,そしてそこまでのプロセスをふり返り,自己省察に役立てます。
【オプション】他大学訪問調査
“国内の他大学を訪問し,フィールドワークを行うことで比較の視点を養います”
他大学を訪問し,授業参観者ディスカッションを行います。異なる学生集団や環境を観察することで,大学の在り方の多様性などについて学びを深めます。参加者は希望調査のうえ選抜により決定します。
日程 | 2017年度10月18日~20日(2泊3日) |
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成果報告会
“プログラムの成果について発表し,他の参加者と共有します”
プログラムで学んだことをまとめ,先達教員や,プログラムOB/OGらと共有し,フィードバックを受けます。プログラムのすべてに参加し,課題を提出した参加者には,東北大学 高度教養教育・学生支援機構から修了証を授与します。
日程 | 2018年3月中旬予定 |
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- プログラムの成果発表
- 先達教員からのコメント
- 修了証授与式
- 懇談会