2013年度プログラム

PFFPワークショップ(オリエンテーション)

2013年10月19日(土)

10:00~16:30

PFFPへようこそ(NFPと共通)

“2013年度東北大学 新任教員プログラム(Tohoku U. PFFP)の参加者の顔合わせです”

自己紹介、プログラムの説明、大学教員の仕事と専門性(講義)、比較の目を育てる(ワークショップ)、事務手続き等を行います。このオリエンテーションを通してお互いのことを知り、これからの活動にむけての準備を始めます。

  • PFFPの目的について
  • 2012年度PFFP参加者の報告
  • 大学教員の役割と専門性について
  • 課題とリフレクティブ・ジャーナルの説明
  • 「比較の目を育てる」ワークショップ

授業の基礎知識を得る

2013年10月24日(木)

15:00~18:00

大学の授業を設計する―授業デザインとシラバス作成―

“シラバス作成などのワークを通じて、15回の授業設計について実践的に学びます”

教育活動の基礎知識を得る(ワークショップ)では、大学の授業における目標、活動、評価や授業設計について、シラバス作成を通して考えます。参加者は事前にシラバスを作成し、提出します。

  • 学生の学習を理解する
  • 授業の全体を構想する
  • シラバスの要素を理解する
  • 教育活動をシラバスに表現する

自分の授業をみつめる

2013年11月15日(金)

1回の授業を設計する

“自分で設計した授業を実践し(マイクロティーチング)、他の参加者からコメントをもらいます”

1回の授業を設計するために、まず、設計しようと考えている90分の授業のうち10分程度を設計・実践し(マイクロティーティング)、他の参加者と共に良かった点、工夫できる点などを検討します。
また、授業の様子はビデオで撮影し、後日、自分の授業を見直す際に利用します。

  • マイクロティーチングの実践
  • フィードバックセッション
  • セルフリフレクションの実践

先達から学ぶ:授業を見る聞く学ぶ

2013年11月~12月中

授業参観

“教育経験の豊富な教員の授業を参観します”

東北大学総長教育賞を受賞した教員など教育経験の豊富な教員の授業を参観し、授業終了後に授業実践者と共にふり返りのディスカッションを行います。

  • 先達教員の授業参観
  • ディスカッション

自分の授業をみつめる

2014年2月12日(水)

授業を設計・実践する:模擬授業

マイクロティーチングでの経験を基に、30分の模擬授業を実践し、他の参加者や先達教員からコメントをもらいます。マイクロティーチング同様、授業の様子はビデオで撮影し、後日、自分の授業を見直す際に利用します。

  • 模擬授業の実践
  • フィードバックセッション
  • セルフリフレクションの実践

先端的PFFPで学ぶ

2014年2月中旬予定(事前研修)、2014年2月23日~3月2日(集中コース)

バークレー集中コース(半日の事前研修+1週間の海外集中コース)

“カリフォルニア大学バークレー校にて、参加者のために独自に準備されたコースに参加をします”

この集中コースでは、キャンパスや授業を参観し、学生の学びを促進するためにどのような授業設計がされ、どのように学習環境が整えられているかをフィールドワークします。また、教授・学習理論、教授技術など教育活動の基礎理論をGSI教育研究センターの講師陣とのインタラクティブなやりとりを通して学びます。

海外集中コース@カリフォルニア大学バークレー校GSI教育研究センター

カリフォルニア大学は1869年に創立され,ロサンゼルス,サンフランシスコ,サンチアゴなど10の異なる地域にキャンパスがありますが,その中でもバークレー校は最も古いキャンパスです。世界でもトップクラスの研究大学として知られ,ノーベル賞受賞者も多く輩出しています。GSI教育研究センターは学部教育の教授,学習の質を向上させるためにキャンパス規模でいわゆるティーチングアシスタントの訓練を担当しています。

  • バークレーの教育制度や教授学習理論に関する講義
  • キャンパスや授業参観
  • 教員やTAに対するインタビュー
  • 研究者訪問

先達から学ぶ

2014年3月18日(火)

先達教員による個人コンサルテーション

“高等教育開発推進センターや教養教育院のベテラン教員が先達として皆さんの成長を支援します”

これまで執筆してきたリフレクティブジャーナルをもとに,先達教員との個人面談を実施します。また,グループディスカッションを通して,参加者全員と共有したいトピックなどについて議論する時間ももちます。

先達教員

海老澤 丕道 先生

海老澤 丕道 先生

教養教育院総長特命教授、東北大学名誉教授(大学院情報科学研究科)理学博士
専門分野:理論物理(超伝導/超流動、ナノ物理学)、ゆらぎ科学

佐藤 勢紀子 先生

佐藤 勢紀子 先生

高等教育開発推進センター 日本語研修室 教授
専門分野:思想史(日本思想史)、日本文学、科学教育、平安文学における仏教思想、アカデミック・ジャパニーズの教材開発、外国語としての日本語の教授法

Todd Enslen 先生

Todd Enslen 先生

高等教育開発推進センター 語学教育室 講師
専門分野:英語教育、語用論的能力の発達

邑本 俊亮 先生

邑本 俊亮 先生

災害科学国際研究所 教授
専門分野:実験心理学(認知心理学)、教育心理学

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菅谷 奈津恵 先生

高等教育開発推進センター 語学教育室 准教授
専門分野:日本語教育、第二言語習得

協力教員

前 忠彦 先生

前 忠彦 先生

教養教育院、東北大学名誉教授
専門分野:植物栄養学・土壌学、植物生理・分子

森田 康夫 先生

森田 康夫 先生

教養教育院、東北大学名誉教授
専門分野:代数学、科学教育

教育観を構築する

リフレクティブ・ジャーナルの作成

“プログラム期間中を通して、リフレクティブ・ジャーナルを作成に取り込みます”

プログラムを通して、大学教員という仕事や大学教育に関する考え方がどのように発展していったのかをリフレクティブ・ジャーナルに記録し、自分なりの教育観を構築します。このリフレクティブ・ジャーナルを通して、自身が達成したこと、そしてそこまでのプロセスをふり返り、自己省察に役立てます。

学生にとって、大学でのよい教育経験とはどのようなものだと考えますか。また、そういった教育経験を実現するために、大学や大学教員は何をするべきだと考えますか。」という問いについて、研修やその他の活動を通して考えたことを記録していきます。

課題レポート
あなたが考える学生にとって大学でのよい学習経験とはどのようなものだと考えますか。また、そういった学習経験を実現するために、大学や大学教員は何をするべきだと考えますか。研修で取り上げた内容や作成したリフレクティブ・ジャーナルを適宜参照しながら4,000字程度でまとめてください。

参加報告会

“2013年度Tohoku U. PFFPの参加報告を行います”

特に、海外集中コースでの体験を共有し、大学教員職や教育に関する理解を更に深めることを目的としています。最後に、高等教育開発推進センターより修了証の授与を行います。

日程 2014年3月21日(金)
  • 海外集中コース報告
  • 先達教員からのコメント
  • 修了証授与
  • 懇親会