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国立大学のガバナンスとリーダーシップ(チャプター3)

講師:吉武博通(筑波大学)
実施日:2016.01.10 全79分 視聴数:1548回

講義の概要

社会環境が大きく変化するなか,大学には教育・研究・国際貢献の各分野で社会的ニーズへの感応性がますます必要とされるようになっています。とりわけ国立大学法人には,「国立大学経営力戦略」(平成27年6月)が提示されるなど,第3期中期目標期間において経営・教学の両面で各大学の強みを発揮することが強く要請されています。法人化から12年を経た国立大学には,今後いかなるガバナンスとリーダーシップが必要とされるのでしょうか。本セミナーでは,筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授(前筑波大学大学研究センター長)の吉武博通先生を講師にお迎えし,国立大学の戦略的経営に必要なガバナンスやリーダーシップのあり方についてご講演いただきました。

チャプター3:大学改革を阻む問題

チャプター3では、大学改革がなかなか進まない理由や背景について述べています。
大学は、教員を構成員とする共同体的組織として発展し、それを補完する形で法人組織や事務組織による経営体的組織が発達してきました。しかし、共同体的組織と経営体的組織の2つを最適な形で組み合わせた組織設計や運営方法、人材育成システムなどは未確立のままです。一方で、組織は複雑化し、組織を機能させる業務プロセスや組織設計が進んでいない現状では、職員や教員の負担は増えるばかりです。
ガバナンスに関する議論も、ほとんどが権限についての議論となっており、組織、教員や職員の役割、責任といった部分まで議論が及んでいません。
優れた企業は、優れた業務プロセスを持っているものです。大学もまた、高度化・複雑化に対応し業務プロセスを進化させる必要があります。

カテゴリ: マネジメント力形成