高等教育開発部門は、入試開発室、高等教育開発室、国際化教育開発室とキャリア開発室から成り、高大接続・入試の研究、教育・学習活動の研究、大学教員研究、国際化教育研究、キャリア開発研究などの高等教育に関する調査研究を行っている。これらの研究成果をもとに、入試、教育評価分析、大学教育支援、学際融合教育推進、グローバルラーニング、学習支援、キャリア支援の各センターの業務組織に各教員が所属し、本学における教育の質の向上と国際化に資する多彩な活動を展開している。
教育内容開発部門は、人間総合科学教育開発室、自然科学教育開発室、言語・文化教育開発室の3室から構成される組織であり、東北大学の教養教育の根幹を担う部門である。全学教育授業を実践するとともに、各室・部門間および業務センター等との連携により、教育プログラムやカリキュラムの調査、企画、開発、教育環境整備等を含む“高度教養教育の開発と実践”にあたる。
本部門は、臨床医学開発室と臨床教育開発室から構成され、所属する教員はそれぞれ保健管理センター、学生相談・特別支援センターでの業務を主に担当している。大学生活のなかで経験する身体的、精神的問題、種々の悩みなど問題を抱えている学生への個別カウンセリングや、ハラスメント等の問題解決に向けての支援、身体障害・発達障害を持つ学生の支援の実践とともに、その環境整備を進め、臨床医学および臨床教育関係の教育・研究を行っていく部門である。
教養教育院は、教養教育充実の方策の一つとして平成20年4月に設置され、平成26年4月に本機構に統合された。本院は、総長特命教授と教養教育特任教員で構成されている。教養教育の中でもとりわけ重要な初年次教育において、学生の学びへのモチベーションを高める授業を創り出し、教養教育改革の先導的な役割を果たしている。また、教養教育特別セミナーの共催、総長特命教授合同講義の実施を通じて、通常の授業とは違った機会を学生に提供している。