臨床教育開発室は、主に学生相談・特別支援センターの業務を担当する教員によって構成され、「学生が本学での経験から最大限の利益をひきだすことができるよう、学生及び大学コミュニティへの支援を行うこと」を使命および目標として、学生相談・援助活動の充実に努めている。学生相談・特別支援センターは、学生相談所(昭和39年設置)および特別支援室(平成26年設置)からなり、大学生活のなかで問題を抱えている学生へのカウンセリングや身体障害・発達障害を持つ学生の支援活動及びその環境整備を進めている。当室の主な活動内容は下記の通りである。
⑴ 相談・援助活動:カウンセリングおよび教職員・家族へのコンサルテーション、コーディネーション等を行い、直接的間接的に学生の発達を支援するとともに、関係者の学生対応力の向上を支援している。
⑵特別支援活動:特別な対応を必要とする学生への支援策の調査および開発実践を行っている。
⑶予防・教育・広報活動:学生向けの全学教育科目「学生生活概論」を実施するほか、教職員向けには「学生支援審議会FD」や、ハラスメント防止・メンタルヘルスに関わる講演会を実施し、学内学生相談担当者とのネットワーク作りを行っている。
⑷調査・研究活動:新入生意識調査や、発達障害学生を含む障害学生の支援体制構築、予防教育、ハラスメント防止対策等に関する研究を行っている
⑸学生支援施策および危機管理への貢献:ハラスメント全学学生相談窓口における相談に対応するほか、学内委員会等を通じた提案・助言を行っている。
⑹大学・地域連携:全国の大学の学生相談・特別支援・ハラスメント対策に関する助言等を行っている。 |
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[1] 調査・研究活動
1) 新入生意識調査
2) 大学における障害学生支援システムの構築に関する研究
3) 予防教育に関する研究
4) 大学におけるハラスメント相談への対応・介入に関する臨床心理学的研究
[2] 教育活動
1) 全学教育総合科目:「学生生活概論」
2) 全学教育教職に関する科目:「相談心理学Ⅱ」
3) 大学院教育学研究科総合教育科学専攻:「コミュニティ心理学特論」,「コミュニティ心理学実践特論」,
「投影法特論Ⅰ・Ⅱ」,「心理療法特論Ⅰ」,「基礎臨床心理学特論」
[3] その他の取り組み
1) 「学生支援審議会FD」の実施
2) 教職員研修(FD,SD)の実施
3) 新入生オリエンテーション等での講演・広報活動
4)学内における学生相談及び特別支援ネットワークの形成
室長 | 教 授 | 池田 忠義 (臨床心理学,学生相談) |
准教授 | 中島 正雄 (臨床心理学、学生相談) | |
講 師 | 長友 周悟 (臨床心理学) | |
講 師 | 小島 奈々恵(臨床心理学、学生相談) | |
講 師 | 中岡 千幸 (臨床心理学、学生相談) | |
特任講師 | 鈴木 大輔 (応用認知心理学、発達障害学) | |
助 教 | 松川 春樹 (臨床心理学、学生相談) | |
助 手 | 佐藤 静香 (臨床心理学) | |
助 手 | 髙橋 真理 (特別支援教育) |
震災後の学生生活に関して、学生および教職員向けに情報を掲載しています。学生相談・支援活動に関する情報も「学生相談所」のHP(www.ccds.ihe.tohoku.ac.jp/)をご覧ください。
〒980-8576 仙台市青葉区川内41 | 学生相談所 |