自然科学教育開発室

概要

 自然科学教育開発室は、全学教育科目における理科実験科目、自然科学系科目(英語クラス)に中心的に関わる教員で組織され、平成26年4月よりスタートした。それぞれ、(旧)高等教育開発推進センター全学教育推進部理科実験教育室および(旧)国際教育院がその母体となっており、理科実験を担当するユニットと自然科学系講義(英語クラス)を担当するユニットからなる。

 

 初年次学生向け理科実験科目は、「自然科学総合実験」(平成16年度から開講)、「文科系のための自然科学総合実験」(平成19年度から開講)があり、それぞれの科目の企画、開発、実施、運営、FD活動において本室教員は中心的な役割を果たしており、前者の取り組みに対しては総長教育賞(平成16年度)の受賞、「特色ある大学教育支援プログラム(文部科学省)」(平成17〜20年度)の採択、また後者では全学教育貢献賞(平成20年度)を受賞した。

 

 東北大学におけるグローバル教育推進のため、3つの学士課程の英語コース(全学教育科目を含む)を平成23年度に開設した。本室教員は、自然科学系ディシプリンに含まれる多種多数の基礎教育プログラムの企画、開発、実施、改善活動を行っている。また、諸外国における「留学生フェア」等にも参加して積極的な広報活動も務め、東北大学の教育研究の認知度アップにも貢献しながら、本学の教育の国際化に貢献している。

研究・教育活動

 「自然科学総合実験」(平成16年度開講)は、理系初年次学生約1,700名(医・歯・理・工・農・薬)を対象とした必修の理科実験科目である。自然科学専門分野(物理、化学、生物、地学)を融合させたタイプ(融合型実験)の実験科目(「地球・環境」、「生命」、「物質」、「エネルギー」、「科学と文化」の5つのテーマに分類された12種の実験から成る)であり、自然科学の学び方を知り、多次元的な視点で物事を捉えることができるように設計された。平成19年度からは文科系初年次学生(文・教・法・経)を対象とした理科実験科目「文科系のための自然科学総合実験」を開講した。科学・技術の進歩に人間社会が支えられていることに鑑み、その基礎となる自然科学に触れ、その論理的思考を学ぶ科目として新たに設計・開発した科目である。受講者からは非常に高い評価が毎年得られており、社会からの注目度も高い。本室教員は、実験科目の企画、教材作成、実験機材や設備を含む教育環境の整備と保守管理、授業の実施・支援、レポート指導、履修指導、成績評価、セメスタごとの実践的 FD 活動および独自のアンケート調査など、中心的な役割を果たしている。また、出席・成績情報システムの開発により、受講者の出欠、レポート提出状況、成績状況等を容易に把握することができ、それを履修指導にフィードバックさせ、学生相談所、保健管理センター、教育・学生支援部や学部の教育支援室等との協力体制のもとに学生支援を行っていることも特徴である。

 東北大学における教育の国際化も重要な課題である。世界リーディング・ユニバーシティにふさわしい、質の高い国際的教育環境のもとで国際社会における指導的人材の育成と輩出をめざし、英語による授業のみで学位が取得できるコースの整備を始めた。既設の大学院コースに加え、平成23年度からは学部3コースを開設したが。本室教員は特に学部コースの自然科学系の基礎教育プログラム開発に力を注ぎ、多種多数の基礎講義を担当して実績をあげている。教育の質の向上のためミーティングを定期的に実施し、相互の教育情報提供や教育方法改善の協議を行っている。その結果、受講者の授業評価では授業担当教員に8割以上の高評価が得られている。グローバルラーニングセンターとの中心的な協働のもと、グローバル人材育成のための就学環境の整備および教養教育の高度化が進行中である。

教員の紹介

室長 准教授 田嶋 玄一 (動物生理学)
  教 授 中村  達 (有機化学)
  准教授 Dahan Xavier(計算機代数)
  准教授 冨田 知志 (メタマテリアル、物質の電磁気学)
  助 教 太田  宏 (動物生態学、両生爬虫類学)
  助 教 小俣 乾二 (有機化学)
  助 教 前山 俊彦 (物理化学)
  助 教 山下 琢磨 (原子分子物理学、放射化学)
  助 教 石井 祐太 (物性物理、磁性)
  助 教 澤  燦道 (構造地質学,実験地震学)
  特任助教(研究) 児玉 俊之 (物性物理、ナノマイクロ科学、磁性、光物性、メタマテリアル)
  【兼務教員】
  教 授 吉澤 雅幸 (理学研究科)
  教 授 西澤 精一 (理学研究科)
  教 授 長濱 裕幸 (理学研究科)
  教 授 竹内 秀明 (生命科学研究科)

お知らせ

現在、本室からのお知らせはございません。

 

研究室所在

〒980-8576 仙台市青葉区川内41 高度教養教育・学生支援機構/学生実験棟